乳がん術前、術後

乳がんの疑いで精密検査の予約をしたり、結果を待っているときは心配で何も手に付けられないことも多いと思います。また乳がんと診断され、今後の治療方針について検討したり、主治医から説明を受けたりする段階でも、家庭のこと、将来のこと、治療直後のこと、仕事のことなど、自分自身のことだけでなく周囲のことなど、考えることがたくさん出てきてしまい、心も身体もあわただしい生活になることが多いと思います。

当治療院では、そのような乳がんの術前、術後の方へ鍼灸治療を提供しています。
少しでも体調を整えておくこと、さらに腰痛や肩こり、四十肩、五十肩などを改善しておくことは、術後のリハビリや早期回復に有効です。たとえば乳房全摘を予定されている方は、術後に腕の上げ下げのリハビリがありますが、肩の不調で方の上げ下げが難しくなっている状態だと、術後も上げ下げが難しく、術後リハビリに加えて肩の不調自体の改善も必要となってしまいます。さらに、腕や肩が思うように使えないことで、術後の日常生活に多少の支障を与えてしまうケースもあります。
部分切除や放射線治療、抗がん剤、ホルモン療法などを行っている方も、乳がんそのものに関連した身体の不調のほかにも、食欲不振、気分の落ち込み、傷のこすれ、やる気が出ないなど、様々な症状を抱える方がいらっしゃいます。さらに、外見上の変化、アピアランスの面からも様々な不調を抱える方は少なくありません。
このような心身バランスの崩れを少しでも和らげることが鍼灸治療では可能です。

鍼灸治療は全身の血流や循環の改善、向上に有効であることが知られています。術前、術後を通じて身体の状態を整えるために鍼灸治療をご活用ください。

当院には、抗がん剤治療中や手術直後の方も来院されておりますので、気になることなどがございましたら、いつでもご遠慮なくご連絡いただければ幸いです。