自律神経の不調
自律神経とは、交感神経と副交感神経から成り立っています。2種類自律神経は、内臓や器官を主に支配(調節)している重要な神経です。これらの神経の調節がうまくいかなくなると、内臓や器官に影響が出ることが多いことから、自律神経は重視されています。

それではこれらの神経はどのような働きをしているのでしょうか。
これから「戦い」に出るとします。戦うためには、パワーが必要です。さらに、目を見開いて様々な物事を瞬時に判断する必要があります。酸素も多く取り込んでパワーに変える必要があります。トイレに行っている暇はありません。
この筋肉を動かしたり、気管を開いて酸素を取り込んだり、目を大きく開いたり、膀胱の働きを抑制することなどは自律神経の働きによります。眠たくなったり、食べたものを消化する、トイレに行きたくなったりしているときには戦意はあまりないと思います。
現在、私たちはPCやスマートフォンなど、ほぼ一日中、何かの情報を仕入れたり、目を使ったりしていることが多い生活を送ることが多くなっています。就寝間際までスマートフォンなどでを見ていることは、頭を常に働かせ、目を酷使することにつながっています。交感神経が優位な状態を長時間作り上げています。
運動をすることでも自律神経が働いています。歩いたり、走ったりすることで心拍数が上昇したり、呼吸数が増加したりします。ストイックな運動、軽い運動とありますが、その両方において自律神経が働いています。軽い運動の場合は、交感神経へ「負荷」をかけることと、運動後のクールダウンで副交感神経を優位にさせることができています。

自律神経は内臓や器官を支配していますが、ホルモンの分泌にも影響を与えています。この結果、ホルモンバランスが崩れ、月経不順、PMSなど、また男女ともに悩まされることが多くなっている更年期障害などにも影響を与えています。
当治療院では、症状に応じて、自律神経の働きも勘案した治療を提供しています。なんとなく不調を感じるといったことが自律神経が関係していることもあります。
ご不明点やご質問等あれば、遠慮なくご相談ください。