【気になる症状を東洋医学で考える】眠れない・不眠

暑い日が続いくようになり、クーラーをつけていても寝苦しい日が続くようになっています。梅雨が明けるまでは、湿気も多く、日中でも湿気がまとわりつくような不快感があります。

夜になっても気温が下がらない、湿気による不快感などのために眠れないこともあると思います。この眠れない理由は、東洋医学の気血水のバランスが崩れることも要因の一つです。

暑い空気は上に上りますが、暑さのために「気」が上に上ったまま動かなくなっていることがあります。湿気がある場合、水は重たいため下にたまります。気と水の循環が悪くなる要因にもなっています。

また冷たいものを飲みすぎたりして胃が冷えていたり、暑さによる食欲不振で栄養がきちんと取れていない場合、「血」の生成にも影響を与え、栄養の体内バランスが崩れる要因となります。

眠ることは体調の回復、体力維持にもつながります。少し面倒ではありますが、こまめな調節を心がけ、体力を維持することが夏を乗り切るための秘訣かもしれません。